1次元バーコードについて調べてみました
こんにちは!カード印刷のブログです。
カードにオプションで印刷することがある「バーコード」ですが、最近はQRコードが決済に使われるなどしています。
時代遅れの感もある1次元バーコードですが、色々な種類があるので調べてみましょう!
バーコードの歴史と仕様
Wikipediaによると
1949年、ドレクセル大学の大学院生であった、バーナード・シルバーとノーマン・ジョセフ・ウッドランドがバーコードを発明し1952年10月7日に特許を取得。
1967年、アメリカの食品チェーン店が、レジスターの行列を解消させる方策として実用化。
日本が1978年に国際EAN協会に加盟した際、国番号として49を割り当てられたが、1992年に国際EAN協会から新たに45が付与され、現在では2つの国コードを持っている。
日本で使われているJANコードには、標準タイプ(13桁)と短縮タイプ(8桁)の2種類が存在する。さらに、標準タイプには、最初の7桁がJANメーカーコードとなっているものと、9桁(国番号2桁+メーカーコード7桁)がJANメーカーコードとなっているものに分けられる。2001年1月以降に申請した事業者には、原則として9桁のメーカーコードが付番貸与されている。9桁メーカーコード1つで、999アイテムまで付番することができる。
JANコードを登録申請するときは、全国の商工会議所、商工会や財団法人流通システム開発センターで販売されている「JAN企業(メーカー)コード利用の手引き」を入手した上で、その巻末の登録申請書を使用して申請を行う。約10日 – 2週間後にJANメーカーコードが付番貸与される。
JANコードイメージ図
出典:株式会社トミーズコーポレーションHPより
複数あるバーコード
JANコード以外にも色々な規格があります。
1次元バーコードの構造
「Code 39(軍事関係で広く用いられているコード)」
「POSTNET(米国郵政公社:United States Postal Serviceで使用されているコード)」
「Codabar」「Interleaved 2 of 5」などの1次元コードでは、チェックデジットはオプションで、読み取りエラーが増える場合などに適用される。製薬業界で使用されている
「Pharmacode」は、前後両方から読み取れることが特徴だ。ただ、このコードは画像処理式リーダーを使用する場合でも、毎回同じ方向からの読み取りに配置しなければならないという弱点も存在する。
どれだけ見たことがあるでしょうか?
ZAICOブログにありますこれくらいでしょうか?
インストアコード
店舗で良く見るバーコードに「インストアコード」というものがありますが3つのルールがあります。
- JANコードのルールである13桁を用い、最後の13桁目がチェックデジットになること
- インストアコードで使える先頭の二桁は02(生鮮)、または20-29の数字に決められていること
*20-29はどれを使っても構いません。
部門やカテゴリーでそれぞれ割り振ると便利です
*残りの部分の10桁はお店で自由に設定することができます - 自社店舗やグループ店舗内では自由に使って良い代わりに、店の外に出してはいけません
一般的なお店で使われるイメージ↓ ↓ ↓
まとめ
一般的に流通している商品には、共通のJANコードがラベルに印刷されています。業態や業種によって独自のバーコードを使っているようです。
一般的なそのお店でだけ売られる商品については、勝手に作るバーコード(インストアコード)が使われるようです。
これらのバーコードは、商品管理(在庫管理)する為に普及していきました。
最近は、100倍以上の情報がある2次元バーコード(QRコード)を使うことが増えてきましたが、1次元バーコードはシンプルなので今後も継続的利用がされるものと考えられます。
読取機が安価なこともメリットとなります!