使わなくなってしまった「テレホンカード」ですが・・・
こんにちは!カード印刷のブログです。
もう使わなくなってしまった「テレホンカード」って、まだ持っている方は多いのではないでしょうか?
テレホンカード
こんな公衆電話があったことを覚えていますか?
出典:ウィキペディアより
100円玉を入れるとお釣りが出ないものです。
日本電信電話公社からNTTになった頃、磁気方式で利用するプリペイドカード式公衆電話が開発・利用されるようになりました。
出典:ウィキペディア
1990年代の半ば頃、テレホンカードはピークを迎えますが、偽造カードが出回り、その対策として1999年ICテレホンカードが開発されました。
出典:ウィキペディア
記憶に無いくらい「ICテレホンカード」は普及しなかったです。
理由は色々あるようですが・・・
使い易さでは、磁気プリペイド方式のテレホンカードが圧倒的でした。
表面をオリジナル印刷したテレホンカードをもらった事もあり、広く国民の中に浸透していたと思われます。
携帯電話の普及で・・・
一世を風靡した「テレホンカード」でしたが、21世紀に入ると携帯電話が1人1台所有する時代となり、「公衆電話」の役割が少なくなってきました。
有効期限のあるICテレホンカードは、2011年9月が最後の発行で2016年9月末で交換期限を迎え、使えなくなっています。
驚いたことに、磁気式プリペイド「テレホンカード」はまだ50度105度のものが販売されているようです。
Amazonサイト ↓ ↓ ↓
少し割高なようですが、需要があるのでしょうか?
直近で、公衆談話の設置台数を調べてみたところ
137,649台あるようでした。
携帯電話が繋がりにくくなった時、災害発生時などで公衆電話が見直されるという場面もあり、今後、この台数が横ばいになるのか?注目したいところです。
余談
机の引き出しや押し入れの中等にひっそりと保管されている「テレホンカード」は、オリジナル印刷されているものが多くあるのでは?
Amazonで未使用テレカの中に中森明菜のテレカが販売されていました。
使わなくなってしまったテレホンカードでも、希少性の高いプロマイドのような扱いを受けていたことがあり、マニアの方向けにまだまだ需要があるということなのかもしれません!
ただ、公衆電話を使ったことが無い子供たちも多くいると思います。
携帯電話を持ち歩かない子供向けに塾からテレカを持たせるということもあるようです。
磁気式プリペイドテレホンカードは、使用期限がないためこれからも細々と使われていくのでしょうか?