病院の診察券は紙?プラスチック?生き残っていくのでしょうか?
こんにちは!カード印刷のブログです。
お店の会員証よりも必然性があるカードというと、病院に通院しているときにもらう「診察券」があります。
かなりの頻度で病院に通院される方は、お財布の中に入っていると思われますが、どんな種類があるのでしょうか?
診察券
紙の診察券
もっとも安価でオーソドックスな診察券がネットで販売されていました。
100枚で539円でしたので約5,4円/枚の価格でした。
昔ながらの病院では、初診の場合はアンケート用紙のような問診票をチェックして健康保険証を提示の上受診し、次回受付の再に診察券を受付に入れるというルーチンかと思われます。
※裏に予約日時が書かれているものが多いかと思われます。
ただ、いくら安く診察券を作ろうとしても、他の診療所と差別化するため「ロゴを入れる」など少しは独自性を持たせる場合が多いです。
表面には、「初診日」、「保険種類」、「氏名」と「管理番号」、「診療時間」などを入れています。
ラミネート加工して耐久性をアップさせている診察券もあるようです。
まだまだ、病院のカルテを電子化している病院は少数派のような気がしますが、レセプトコンピューター(レセコン)で管理することで、診療鳳雛点数表にもとづいた金額をはじいています。
プラスチックの診察券
クレジットカードと同じ0.76mm厚のPVCプラスチックカードで診察券を作っている病院もあるとは思いますが、私の財布の中にあった診察券は紙とPETカードでした。
PETカード診察券
厚み0.25mm程度のPETカードで作る診察券は、結構多くの病院で使われているようです。
厚みがo.25mmと薄いのでこんな感じです。
【印刷方式】
インクジェット方式のオンデマンド印刷
CMYK4色インクを掛け合わせフルカラー印刷します。インクが染み込やすくする為なのか、少しマット系の素材となります。
少ない枚数(500枚程度以下)の場合、版を作らず手軽に印刷することができます。再生PETカードにオンデマンド印刷するカードは比較的安価に作ることが出来ます。
オフセット印刷
オフセット印刷とは、現在の印刷方式の主流として用いられる平版(へいはん)印刷のひとつです。
写真や色などの再現性に優れ、品質が重視される印刷物を大量に印刷する場合に適する印刷方法です。
スクリーン印刷
スクリーン印刷は、穴(孔)のあいた版にインキをのせて、スキージと呼ばれるヘラを使って反対側へ押し出して、被印刷物にインキをつける孔版印刷の一種です。このシンプルなしくみが、インキ、被対象物、印刷膜厚の制限が少ない理由です。単色のベタが綺麗に仕上がります。
その他
「連番印字」、「バーコード、QRコード印字」、「特色印字」などのオプションがあります。
リライトカード
PETカード診察券では、油性ペン、ボールペンなどで直接書くことが可能ですが、次回診察日時などを書き換えて通知するリライトカード診察券を使っている病院もあります。
ロイコリライトカード
病院の顧客管理システム、診察予約システム、カルテに連動したロイコリライトカードでしたら、次回予約日を簡単に印刷することが可能です。
こんな感じ↓ ↓ ↓
白濁式ロイコカート(背景が銀色、文字色白)
手書きすることが無いメリットがありますが、少しカード代金は高くなってしまいます。
マイナカード診察券について
色々な診察券がありますが、政府が現在の健康保険証を廃止してマイナンバーカードを保険証として使う動きをしています。
これまで便利に使っていた、診察券がどうなるのか?気になります。
厚生労働省のHPでマイナンバーカードの健康保険証利用対応済医療機関リストを公表しています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21669.html
東京都のEXCELファイルを確認したところ、9897件でした。
今後、どんどん増えてくると予想されますが、そもそもマイナンバーICカードに次回予約日時を印刷させることは出来ません。
今までの診察券は、次回予約日時を書いていることが普通であったので、このまま診察券は生き残っていくような気がします。
皆さんはどう思われますか?
【追伸】
病院のマイナカード記事を作成しました。